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育苗箱の中に三洋育苗シートを敷くだけで、床土の量を3~5割削減でき、その分、育苗床の軽量化が可能です。
例えば、3kg使用していた床土を1.5~2.1kgに減らしても、苗の生育はほとんど変わりません。
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三洋育苗シートを使用すると苗の根張りが良くなります。根がパルプと絡み、ロール状に巻き取ることも可能なしっかりとしたマットを形成するため、田植機へのセットが容易です。
三洋育苗シート使用時:水稲の根が十分に生育。
三洋育苗シート未使用時:水稲の根の生育が不十分で土がむき出しとなっている。
同一床土量での、水稲の生育性の比較写真(播種量300g/箱の密苗条件)
写真左側: 三洋育苗シート使用
写真右側: 三洋育苗シート未使用
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人工培土、山土、砂に近い土のいずれでも、しっかりとしたマットを形成します。
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タテ57.3cm、横27.5cmのコンパクトなサイズの薄型シートであり、まとめて運搬しやすく、倉庫での保管時も嵩張りません。
写真 左側 三洋育苗シート20枚入袋の外観
写真 右上 三洋育苗シートの外観
写真 右下 三洋育苗シート箱詰め時の外観
段ボールサイズ: 30×60×18㎝
シート20枚入×10袋 計200枚収納
播種日=4月12日
4月25日(播種後14日目)
播種日=4月4日
4月18日(播種後15日目)
播種日=3月27日
4月20日(播種後25日目)
播種日=4月3日
4月27日(播種後25日目)
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●消毒した水稲の育苗箱の中に、三洋育苗シートの着色面を下にして敷いてください。
(表と裏を逆にセットしても、特に問題はありません。)
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●三洋育苗シート上に、床土を均一に入れてください。
●灌水量の目安は育苗箱1箱当たり0.8~1.2Lですが、床土量などに合わせて調節してください。
注1)灌水量が多すぎると、出芽不良や籾上がりの原因になります。
三洋育苗シートは保水性がよいため、特に灌水し過ぎに注意してください。
注2)三洋育苗シートには、1枚当たり窒素分換算で約0.5gの肥料が入っています。
過肥にならないように、床土・覆土の窒素肥料分にご留意ください。
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●塩水選および消毒した催芽籾を、基準播種量に準じて均一に播種してください。
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●慣行量の覆土を用いて、籾が隠れるように均一に覆土してください。
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●慣行どおりに行ってください。
<加温出芽条件例> 約30℃、2~3日間(出芽長1cm程度)
<無加温出芽条件例>十分に保温し、出芽を待つ(出芽長1cm程度)
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●育苗床に白化現象防止のため、遮光断熱シートをかけるなどして、
昼間25~30℃、夜間15~20℃に保温し、3~4日間程度緑化してください。
灌水は、苗や床土の状態に応じて適度に行ってください。
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●日当りのよいハウス内に平置きして硬化させてください。
昼間20~25°C、夜間10°C以上になるように保温し、
灌水は、午前中に苗や床土の状態に応じて適度に行ってください。
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●苗の生育状態を見て、肥料切れの兆候があれば追肥してください。
●その他の作業は、従来と同じです。
■主な性状
外 観:表面は白色、裏面は緑色
寸 法:タテ57.3cm、横27.5cm
主 成 分:高吸水性樹脂・パルプ
肥料含量:窒素分0.5g/枚
■荷 姿
ダンボールケース 200枚入
[注意]
三洋育苗シートは吸湿性がありますので、開封後は密封して保管してください。
育苗箱へのセットは、播種前2週間以内としてください。
ここに記載された情報は、細心の注意を払って行った試験結果に基づくものですが、実際の現場作業の結果を保証するものではありません。
注意事項
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①すべての化学品には未知の有害性がありうるため、取り扱いには細心の注意が必要です。本品の適性に関する決定は使用者の責任において行ってください。
②この情報は、細心の注意を払って行った試験に基づくものですが、実際の現場結果を保証するものではありません。個々の使用に対する適切な使用条件や商品の適用は、使用者の責任においてご判断ください。
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