塩(カチオンとアニオンからなる化合物)の中でも融点が低く、室温付近で液体のもの。
1
イオン性化合物は一般に融点が高いが、イオン液体は相互作用を弱め、結晶性を抑制する構造を持つため融点が低い。
(アニオンおよびカチオンの分子設計・組合せにより融点のコントロールが可能です。)
2
イオン間の電気相互作用が存在するために蒸気圧が非常に低い。
揮発による大気汚染や引火の懸念が少ない。
有機溶媒 | イオン液体 |
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イオンのみで構成されるため、高イオン濃度かつ単独で高い電気伝導性を有する。
4
有機イオンを用いることから、用途に応じた物性の調整が可能。
アルキル鎖の伸長などによりファンデルワールス力が大きくなるほど粘度が上がる
当社電解液 (イオン液体) | トリエチルアミン・フタル酸 (非イオン液体) | |
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電導度 mS/cm(@30℃) | 14.2 | 6.0 |
低温溶解性(-55℃) | ○(溶解) | ×(析出) |
当社開発品はフッ素元素を含まない組成を採用しており、腐食性が低い。
また、分子サイズが大きいためブリードアウトしにくい。
セルロース:樹木の主要な構成成分。バイオマス資源として期待されている。
※各用途における適性および安全性は、使用者の責任においてご判断ください。
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