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ウレタン系粘着剤は、主剤であるポリオール(OH)成分と、硬化剤であるポリイソシアネート(NCO)成分に、添加剤等を混合した溶液をフィルム等の基材に塗工し、加熱して架橋・硬化させることで粘着層を形成します。
アクリル系粘着剤 | ウレタン系粘着剤 |
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<特長>
| <特長>
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室温以上の弾性率が低くtanδが高い ⇒タック性が高く瞬間的な粘着力が高い | 粘弾性曲線の温度依存性が少ない ⇒粘着力の温度依存性が小さい |
従来ウレタン粘着剤には以下のような課題があり、用途が限定されておりました。
三洋化成のウレタン粘着剤ポリシック UPシリーズは特殊ポリオールの導入により、従来ウレタン粘着剤の課題を解決しています。
安定した粘着特性
再剥離性
低汚染性
ウレタン膜強度
帯電防止性
安定した粘着特性
耐久性
耐候性
安定した粘着特性
低汚染性
温度依存性小
安定した粘着特性
低汚染性
温度依存性小
低臭気かつ低皮膚刺激性
高透湿性による快適性
※各用途における適性および安全性は、使用者の責任においてご判断ください。
ポリシック UPシリーズ(開発品) | |||||
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主剤 | 微粘着タイプ (溶剤系) ポリシック UPW-1 (OH末端プレポリマー) | 中粘着タイプ (無溶剤) ポリシック UPS-2A (OH末端プレポリマー) | 強粘着タイプ (溶剤系) ポリシック UPK-2 (OH末端プレポリマー) | ||
硬化剤 | 多官能イソシアネート | ポリシックUPS-2B | 多官能イソシアネート | ||
主剤/硬化剤 (重量比) | 98/2 | 60/40 | 99.5/0.5 | ||
主 剤 物 性 | 外観 | 無色~淡黄色液状 | 無色~淡黄色液状 | 無色~淡黄色液状 | |
25℃粘度 (mPa・s) | 10000 | 20000 | 5000 | ||
純分 | 50 (酢酸エチル) | 100 | 30 (酢酸エチル/THF) | ||
分子量Mw | 60000 | 20000 | 200000‐300000 | ||
硬 化 物 性 | 粘着力 | 0.04 (対ガラス 粘着膜厚30μm) | 12 (対SUS 粘着膜厚30μm) | 21 (対SUS 粘着膜厚30μm) | |
保持力 (mm/24h) | 0.0 | 0.0 | 0.0 | ||
Tg(℃) | <-20℃ | <-35 ℃ | <-45 ℃ | ||
表面固有抵抗値 (Ω/□) | 108(帯電防止剤あり) 1012(帯電防止剤なし) | 108(帯防あり) 1012(帯防なし) | 108(帯防あり) 1012(帯防なし) | ||
透湿度 (A-1法)(g/m2・day) | 3000 (30μm) | 3000 (30μm) | 3000 (30μm) | ||
透明性 (ヘイズ) | 0.3 (30μm) | 0.3 (30μm) | 0.4 (30μm) | ||
屈折率 | 1.47 | 1.46 | 1.47 | ||
特長 | 特殊ポリエーテルを使用し、高分子量化
| 特殊ポリオールを使用し高分子量化
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注意事項
ここに記載された情報は、弊社の最善の知見に基づくものですが、いかなる明示または黙示の保証をするものではありません。
①すべての化学品には未知の有害性がありうるため、取り扱いには細心の注意が必要です。本品の適性に関する決定は使用者の責任において行ってください。
②この情報は、細心の注意を払って行った試験に基づくものですが、実際の現場結果を保証するものではありません。個々の使用に対する適切な使用条件や商品の適用は、使用者の責任においてご判断ください。
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