シャンプーに適したアミノ酸型高機能両性界面活性剤『ピウセリア® AMC』


CITE JAPAN 2023 『ピウセリア® AMC』紹介ページ

アミノ酸型高機能両性界面活性剤
『ピウセリア® AMC』はここがすごい

1

シャンプー時のかゆみ・フケ防止

・世界初!シャンプー時の界面活性剤の肌への残存量低減により、かゆみ、フケを防止します。
*Mintel社データベース内 当社調べ

2

アミノ酸系シャンプーの増粘・泡質・洗浄力を改善

独自製法技術によりアミノ酸系界面活性剤とのミセルを作り易く、アミノ酸系シャンプーにおいて課題である増粘・泡質・洗浄力を改善します。

3

フケ原因菌に対する静菌効果

ピウセリア® AMCは、フケ原因菌(マラセチア菌)に対する静菌効果を有しています。

成分情報
化粧品表示名称 ラウラミノプロピオン酸Na
医薬部外品表示名称 βーラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム
蒸発残分 約29wt%
外観 淡黄色液状

ピウセリア® AMCの性能

シャンプー時の界面活性剤の肌への残存量低減のメカニズム

シャンプーの主成分である界面活性剤は、臨界ミセル濃度(CMC)以上ではミセルを形成し、乳化、可溶化といった界面活性能を発現するため、肌に残りにくくなります。一方、CMC未満ではモノマーで存在してしまうため、肌に残りやすくなります。シャンプーの界面活性剤濃度は洗浄、すすぎと進むに従ってシャンプー原液から次第に希釈されていくため、CMCが高い界面活性剤の場合には、シャンプーのすすぎ時にミセルが形成されず、肌に残りやすくなります。

そこで、CMCを低くするための戦略として、界面活性剤の立体障害を小さくするというアプローチを考えました。一般的に、ココイルグルタミン酸2Naに代表されるアミノ酸系アニオン界面活性剤は、親水基がかさ高い分子構造をとっており、汎用の両性界面活性剤であるコカミドプロピルベタインもまた、親水基がかさ高い分子構造をとっており、組み合わせたときのミセルの立体障害が大きくなります。これに対し、ピウセリア® AMCの分子構造は、スリムであることから、アミノ酸系アニオン界面活性剤と組み合わせたときに立体障害が小さくなり、ミセルを形成しやすくなります。

このようにピウセリアAMCは、親水基がかさ高いアミノ酸系のアニオン界面活性剤とミセル形成時の立体障害が小さいために、CMCを低くすることができます。その結果、シャンプーのすすぎ時にもモノマーが少なくなり、かゆみの原因となる界面活性剤の肌残りが少なくなります。

ピウセリア® AMCは界面活性剤の立体障害が小さく、低濃度でもミセルをつくり易いことから、 シャンプーすすぎ時の界面活性剤の肌への残存量低減が可能となり、かゆみ・フケを防止します。

性能データ

ピウセリア® AMCは、シャンプー以外にも、ボディソープや洗顔料にもお使い頂けます。

界面活性剤の肌への残存量

◆ピウセリア®AMCとの組み合わせにより界面活性剤の肌への残存量を低減させることができます。

評価方法:肌に残存する界面活性剤の量をテープストリッピングによる評価で確認

評価結果:
代表的なアミノ酸系界面活性剤であるココイルグルタミン酸2Naとの組み合わせ時には、汎用の両性界面活性剤であるコカミドプロピルべタインよりも、ピウセリア®AMCとの組み合わせ時の方が、肌に残存する量が少なくなることが確認されました。  

皮脂に対する洗浄力


◆ピウセリア®AMCとの組み合わせで、洗浄力が向上します。 

評価方法:
肌に残存する皮脂汚れをトリオレイン残存量にて確認。

評価結果:アミノ酸系界面活性剤は硫酸系界面活性剤と比較した場合、肌に優しい反面、洗浄力が弱いとされます。代表的なアミノ酸系界面活性剤であるココイルグルタミン酸2Naとの組み合わせ時には、汎用の両性界面活性剤であるコカミドプロピルべタインよりも、ピウセリア®AMCとの組み合わせ時の方が、トリオレインの洗い流し力に優れ、洗浄力が高いことが分かりました。 

静菌効果


◆ピウセリア®AMCの静菌効果

評価方法:
頭皮の悩みの一つであるフケに対する効果を検証。フケ原因菌として知られるマラセチア菌に対する静菌性を評価。 

評価結果:代表的なアミノ酸系界面活性剤であるココイルグルタミン酸2Naとの併用において、ピウセリア®AMCとの組み合わせ時には11日目まで菌の増殖が抑制されたのに対し、汎用の両性界面活性剤であるコカミドプロピルべタインとの組み合わせ時には、増殖抑制効果は認められませんでした。

ピウセリア
®AMCが静菌性を有するのは、骨格のプロピオン酸に静菌作用があるためと考えられます。 

アプリケーションデータ

髪と頭皮にやさしいモコモコ泡シャンプー

表示名称 配合量(wt%)
A 41.00
ポリオクタニウム-22(40%aq) 1.25
ポリオクタニウム-7(9%aq) 1.00
B EDTA-2Na 0.05
BG 2.00
ココイルグルタミン酸Na(29%aq) 20.70
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(37%aq) 10.80
コカミドプロピルベタイン(30%aq) 10.00
ラウラミノプロピオン酸Na(29%aq) 6.90
コカミドメチルMEA 3.00
トリイソステアリン酸PEG₋160ソルビタン 2.00
C ヤシ油脂肪酸PEG₋7グリセリル 1.00
セバシン酸ジイソプロピル 0.10
D ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、
ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、水(6%aq)
0.20
クエン酸 q.s.
水酸化Na q.s.
合計 100

<モコモコ泡シャンプー 工程例>
①A:室温で均一に溶解後、80℃に加温する。
②B及びCを80℃に加温する。
③Aを撹拌しながらBを徐添する。
④A+Bの混合液にCを添加し、均一に撹拌する。
⑤冷却する。
⑥pHを6.0±0.1に調節する。
⑦均一に撹拌後、脱泡する。

※各用途における適性および安全性は、使用者の責任においてご判断ください。

シャンプー モニター試験結果(かゆみ低減)

シャンプー モニター試験のアンケート結果抜粋

  • 肌に優しい感じがした
  • 確実にかゆみが改善した
  • 頭皮が乾燥しない
  • 泡立ちが良くしっかり洗えた。
  • 髪がサラサラになった
  • 髪にコシとボリュームが出た

    株式会社SOUKENにて実施
    2週間『ピウセリア® AMC』入りのシャンプーを連用してもらい、
    使用前後での状態についてアンケート形式で聞き取った

    被験者:
    20歳~60歳までの日本人男女13名で日頃、頭皮のフケ・かゆみが気になっている人

使用上の注意事項

本品を取り扱うにあたっては、本品および副資材(化学品)の「安全データシート」(SDS)を事前に必ずお読みください。なお、SDSはこちらからも入手できます。 https://www.sanyo-chemical.co.jp/products/sds/


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