高流動性を有する熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂粒子『メルテックス』

良好な粉体流動性と溶融性を有し、
風合いの優れた成形品が得られます。

三洋化成のポリウレタンウレア樹脂粒子
『メルテックス』はここがすごい

『メルテックス』は、三洋化成独自の水中分散造粒プロセスから生まれた、球状かつシャープな粒度分布を持つポリウレタンウレア樹脂粒子です。良好な粉体流動性と溶融性を有し、加熱成形することにより風合いの優れた成形品が得られます。

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水中分散造粒プロセスによる特殊な粒子形状

・円形度が高く、表面に凹凸形状を有する粒子 ⇒ 顔料による着色に対応でき、色展開・意匠設計の自由度が高い。
・粒子径は約200μmでシャープな粒度分布
良好な粉体流動性で均一な加工・成形の再現性向上に貢献。

メルテックスは粉砕ポリウレタンパウダーと比べて良好な粉体特性を示します。
安息角や流動崩壊角が小さいほど粉体が流れやすく、複雑形状金型や装置内での“詰まり・偏り”を抑え均一に行き渡り、外観不良低減が期待できます。

材料 メルテックス 一般的な粉砕ポリウレタン
粒子形状(SEM)
安息角
35°

42°
メルテックス流動崩壊角*比較


*流動崩壊角:パウダーを円筒容器に入れて回転させ、パウダーが流れる角度(下図)を表し、角度が低いほど粉流れが良いことを示します。

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自動車内装材用スラッシュ成形プロセスでの実績

【スラッシュ成形プロセス概要】

金型加熱→粉末投入→回転溶融→冷却→脱型の各工程で、粉体の流れと溶融挙動が膜厚・外観を決めます。

メルテックスは良好な溶融性を示し、一般的なスラッシュ用PVC材料と比較し低温での成形が可能です。

また自動車内装表皮材に求められる高物性・高耐久性の成形品を得られます。

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優れた耐久性

メルテックスは一般的なスラッシュ用PVC材料と比較し、高温耐熱試験後(120℃、600h)も樹脂物性を維持しています。特に低温での柔軟性を維持することで、成形品の割れ等が生じにくくなります。

『メルテックス』とPVCの耐久性比較データ
*1: 耐熱試験前後の引張強度および伸び(-10℃での測定)の変化率
*2: DMAにて測定
項目 メルテックス PVC
耐熱試験後の表皮+パッド外観
引張強度変化率*1 -5% +122%
伸び変化率*1 -9% -94%
Tg*2 (℃) 耐熱試験前 -39 -30
耐熱試験後 -39 22

『メルテックス』の想定用途

自動車内装用表皮材料(インストルメントパネル、ドアトリム等)

意匠(シボ・色)と触感、耐久性のバランスを両立可能です。

回転成型(ロトモールディング)

回転成型とは、中空のプラスチック成型品を成形する方法のひとつで、サイズが大きいものや様々な意匠性に対応可能な成型方法で、北米、欧州、アジアにて拡大が予測されています。


図.  回転成形(ロトモールディング)のプロセス概要




図 メルテックスを用いた回転成形品




図 家具用途への展開イメージ

DTFプリント用ホットメルトパウダー

DTFとは「Direct to Film」の略で、特殊なフィルムに直接インクを印刷し、熱で布地に圧着させることで高品質な印刷を実現可能な新しいデジタル印刷技術です。従来の印刷方法とは異なり版を使用しないため、自動化プロセスによる高いコストパフォーマンスが実現できるため近年注目を集めている技術です。

DTFプリント概要

(1)DTFフィルムに熱転写含量インクで画像をプリント。ホットメルトパウダーを付与、加熱処理で、パウダーとインクを溶融被膜化

(2)プリントしたい生地へ熱プレス

(3)DTFフィルムをはがし、インク画像が転写される。

※各用途における適性および安全性は、使用者の責任においてご判断ください。

『メルテックス』の代表物性値

*1: ベース樹脂をフローテスター(昇温法)にて測定。
*2: 三洋化成回転成型条件にて作成した表皮で測定。
項目 単位 代表値
粉体特性 体積平均値 μm 210
ゆるみかさ密度(23℃) g/cm3 0.59
熱軟化温度 *1 140
流出開始温度 *1 180
表皮特性*2 引張り強度 MPa 7.0
引裂き強度 kN/m 65
伸び % 500
密度 g/cm3 1.2
硬度(shore A) 77
ガラス転移温度 -39

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