バイオディーゼル燃料用 低温流動性向上剤『ネオプルーバー』

バイオディーゼル燃料の流動性を向上!
寒い地域でも使用可能に

三洋化成のバイオディーゼル燃料用低温流動性向上剤
『ネオプルーバー』はここがすごい

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燃料の目詰まり点を低減

ネオプルーバーはバイオディーゼル燃料に対して優れた低温流動性向上性能を示し、バイオディーゼル燃料の目詰まり点(Cold Filter Plugging Point: CFPP)を下げる効果を発揮します。


図 バイオディーゼル燃料へのネオプルーバー添加による低温流動性の改善効果

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様々なバイオディーゼル燃料に対応

ネオプルーバーは様々なバイオディーゼル燃料に対して効果を発揮します。
例えば、大豆、パーム、ココナッツ、使用済み食用油(Used Cooking Oil: UCO)等のバイオディーゼル源に対して効果を確認済みです。

バイオディーゼル燃料とは

バイオディーゼル燃料(Biodiesel fuel: BDF)とは、大豆、パーム、ココナッツや使用済み食用油などを原料として製造される、ディーゼルエンジン用のバイオ燃料です。
バイオディーゼル燃料は、化石燃料と同様に燃焼時にCO2を排出しますが、原料となる植物が生長する過程でCO2を吸収することで使用時の排出量が相殺され、トータルで見るとCO2排出量がゼロになるため、カーボンニュートラルな燃料です。

バイオディーゼル燃料の低温での使用時における課題

バイオディーゼル燃料は軽油より流動点が高く、低温流動性が劣る傾向があります。このため、寒冷地での使用時に、燃料の流動性が悪化し、フィルターやポンプの目詰まりを引き起こす場合があり、低温流動性を改良する必要があります。

バイオディーゼル燃料用 低温流動性向上剤
『ネオプルーバー』の目詰まり点(CFPP)低減効果

目詰まり点(Cold Filter Plugging Point: CFPP)とは、燃料の流動性・凝固点を評価する指標であり、目詰まり点が低いほどより低温で燃料を使用可能となります。

バイオディーゼル燃料に『ネオプルーバー』を添加すると、燃料の目詰まり点を2~4℃程度下げる効果が得られ、寒冷地でのバイオディーゼル燃料使用に貢献します。

試験条件
 CFPP:JIS K 2289に準拠。

国内バイオディーゼル燃料(BDF)に対するネオプルーバーHBF-101の添加効果

ネオプルーバーは様々なバイオディーゼル燃料に対して効果を発揮します。


図.  国内バイオディーゼル燃料(BDF)に対するネオプルーバーHBF-101の添加効果

当社従来品との比較 

A社バイオディーゼル燃料(BDF)への添加効果

ネオプルーバーは従来品に比べて、バイオディーゼル燃料の目詰まり点低減効果に優れます。


図.  添加量とバイオディーゼル燃料(BDF)の目詰まり点(CFPP)

F社バイオディーゼル燃料(BDF)への添加効果


図.  添加量とバイオディーゼル燃料(BDF)の目詰まり点(CFPP)

原料種が異なるバイオディーゼル燃料(BDF)への添加効果

使用済み食用油(米油)を原料にしたバイオディーゼル燃料に対しても目詰まり点低減効果を発揮します。したがって、米油の混合比率が高くても目詰まり点低減効果を発揮します。


図.  添加量とバイオディーゼル燃料(BDF)の目詰まり点(CFPP)

バイオディーゼル燃料用 低温流動性向上剤
『ネオプルーバー』の主な性状

代表値を記載しています。
項目性状備考
外観淡黄色~黄色液状目視
ASTM色数L0.5JIS K 2590
密度0.91 g/cm315℃、JIS K 2249
動粘度165 mm2/s100℃、JIS K 2283
流動点-15.0℃JIS K 2269

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