アリルポリエーテル化合物
『サニコール』

当社合成&精製技術の集結により高い純度を実現。
合成原料に最適

三洋化成の特殊ポリエーテル製品はここがすごい

サニコールシリーズ

当社合成および精製技術の集結により高い純度を実現、合成原料に最適なアリル基含有ポリエーテル製品です。

三洋化成のポリエーテル合成技術の概要

AOA(Alkylene Oxide Adducts)とは...

活性水素化合物(アルコール、カルボン酸等、活性水素を有するもの)にアルキレンオキシド(EO、PO、BO、THF等)を付加重合したポリマーを指します。

活性水素化合物(出発物質)

官能
基数
活性水素
化合物種類
構造式
1 アルコール
(長鎖、短鎖)
ROH
アリルアルコール CH2=CHCH2OH
メタクリル酸 CH2=CH(CH3)COOH
2 グリコール HOーCH2CH2ーOH
ビスフェノール

アルキレンオキシド(付加モノマー)

アルキレンオキシド
(AO)種類
AO 構造式
モノマー 開環後
エチレンオキシド
(EO)
プロピレンオキシド
(PO)
ブチレンオキシド
(BO)
テトラヒドロフラン
(THF)
  • 各々の組合せにより、様々な特性を有するポリエーテルが設計可能。
  • 高圧反応を伴う合成プロセスであり、工業化しているメーカーは限られる。 

末端基の変性

さらに、AOAの末端基(水酸基等)を各種有機反応により変性することで新たな樹脂物性を付与することができるため、様々な樹脂用途に使用されております。

反応 変性基 末端構造式 付与される特徴、代表用途
エーテル化 アルキルエーテル CH3 OH基の不活性化、溶剤、可塑剤
アリルエーテル CH2=CHCH2 反応性
変性シリコーン樹脂原料
グリシジルエーテル 反応性
エポキシ樹脂改質剤
エステル化 アセチル CH3COー OH基の不活性化
可塑剤
アクリル (メタクリル)

CH2=CRCOー
R:H, CH3

反応性
UV硬化樹脂
ウレタン化 イソシアネート      反応性
ウレタンシ-ラント樹脂

サニコールシリーズ<アリル基含有ポリエーテル>

主用途: シリコーン用改質剤
≡Si-H + アリルAOA → ≡Si-CH2CH2CH2-(AO)nH

シリコーンとの反応を妨げないよう、純度・不純物コントロールが重要
⇒ 三洋化成のポリエーテル合成&精製技術を集結!!

製品名 構造
サニコール H シリーズ CH2=CHーCH2(AO)nOH
アリルAOA 末端未変性
サニコール Mシリーズ

CH2=CHーCH2(AO)nOCH3

アリルAOA末端メチル変性
サニコール Aシリーズ CH2=CHーCH2(AO)nOCOCH3 アリルAOA末端アセチル変性
サニコール Bシリーズ CH2=CHーCH2(AO)nOC4H9 アリルAOA末端ブチル変性
サニコール DMTシリーズ CH2=C(CH3)ーCH2(AO)OCH2C(CH3)=CH2
サニコール MMTシリーズ CH2=C(CH3)ーCH2(AO)nOCH3

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