アルカリ条件下でも起泡性・泡保持性に優れるアニオン界面活性剤『サンデット OS-40』

『サンデット OS-40』はここがすごい

カビ取り剤などの次亜塩素酸塩配合アルカリ洗浄では、垂直面で薬液が垂れやすく、汚れとの接触時間(滞留性)が不足して洗浄力が出にくいことがあります。一方で、アルカリや次亜塩素酸塩に対して化学的に安定な界面活性剤は選択肢が限られるため、処方設計が難しい領域です。
『サンデット OS-40』は、次亜塩素酸塩を含むアルカリ条件下でも使用可能で、起泡性・泡保持性によって垂直面や目地・凹凸部での洗浄液の滞留を助け、洗浄効果向上に貢献します。

1

次亜塩素酸塩の分解を促進しない

次亜塩素酸塩配合系では、併用界面活性剤が反応・分解して選択肢が限定されますが、『サンデット OS-40』は次亜塩素酸塩耐性が汎用アミンオキシドと同程度であることを確認しています。

2

浸透力が高く、シーラントへの濡れ性に優れる

泡で留めるだけでなく、表面張力低下によってカビ取り対象の代表例であるシリコーンシーラントへの濡れも改善します。

3

良好な起泡性と密度の高い泡

振とう試験において、泡立て後30分経過しても微細で密な泡を維持し、垂直面・凹凸面での滞留に有効です。泡保持性により洗浄液の接触時間を確保し、次亜塩素酸塩など有効成分を「留めて効かせる」設計に適します。

4

石鹸カスへの洗浄力

石鹸カスは、脂肪酸石鹸が水中のカルシウム・マグネシウムなどと反応して生じる難溶性の汚れで、洗浄が困難です。『サンデット OS-40』は、良好な起泡性・泡保持性によって洗浄液を汚れ面に滞留させ、さらに濡れ性(浸透)を高めることで、石鹸カス表面への洗浄成分の到達を助け、汚れの剥離・再付着抑制に寄与します。

『サンデット OS-40』の性状
項目代表値
外観淡黄色液状
pH約9.5 (10質量%水溶液)
有効成分約40質量% (130℃、90分乾燥での蒸発残分)

『サンデット OS-40』の用途例

・次亜塩素酸塩系カビ取り剤
・アルカリ性洗浄剤

『サンデット OS-40』の使用方法

・単独、または他の界面活性剤と併用して使用できます。

・使用濃度は、用途や併用する薬剤の種類によって異なりますが、標準的には、0.1~1.0質量%(有効成分として)です。

『サンデット OS-40』の配合処方例・性能データ

起泡性、泡保持性評価(界面活性剤水溶液)

起泡性・泡保持性は、垂直面での滞留性(接触時間)に直結するため、カビ取り用途で重要な評価指標です。
サンデット OS-40は、アルカリ性洗浄剤で使用可能な界面活性剤の1つであるアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩(比較品)と比べて、起泡性や泡保持性に優れます。

   
濃度(有効成分) 0.5%  濃度(有効成分) 0.1%
サンデット OS-40 比較品 サンデット OS-40 比較品
20回
振とう直後
5min
放置後
20回
振とう直後
5min
放置後
20回
振とう直後
5min
放置後
20回
振とう直後
5min
放置後

配合処方例(カビ取り剤)

   
推奨例 比較例
配合量 配合濃度 配合量 配合濃度
サンデット OS-40 (有効成分) 0.2 0.2% 0.0 0.0%
アルキルジメチルアミンオキシド(有効成分) 0.2 0.2% 0.4 0.4%
次亜塩素酸ナトリウム 3.0 3.0% 3.0 3.0%
水酸化ナトリウム 0.5 0.5% 0.5 0.5%
キシレンスルホン酸塩 0.5 0.5% 0.5 0.5%
イオン交換水
合計 100.0 100.0

配合品(原液)の評価

・次亜塩素酸ナトリウム系のカビ取り剤の配合に使用されている汎用活性剤をサンデット OS-40に置き換えることで、カビ取り剤の表面張力を低下させたり、シーラントへの浸透力も向上させます。

また、密度の高い泡を得ることができ、カビ取り剤として効果があります。

* セメダイン株式会社製 シリコーンシーラント セメダイン8070 ホワイト
項目 推奨例
(サンデット OS-40配合)
比較例
表面張力(mN/m) 26.3 31.4
起泡性(振とう30min後)
接触角(対シーラント*)
次亜塩素酸ナトリウム分解率(50℃×10日) 15% 15%

使用上の注意

・本品を取り扱うにあたっては、本品および副資材(化学品)の「安全データシート」(SDS)を事前に必ずお読みください。なお、SDSはこちらからも入手できます。 https://www.sanyo-chemical.co.jp/products/sds/

関連情報・トピックス

関連製品

  • 非イオン界面活性剤

三洋化成のノニオン界面活性剤カタログ

  • カテゴリーページ

三洋化成の界面活性剤・抗菌剤・分散剤

界面活性剤関連

洗浄剤
ポリオキシアルキレンアルキルアミン系の衣料用洗剤基剤『ピュアミール EP-300S』紹介ページはこちら
環境負荷低減に貢献可能な衣料用洗剤基剤『ミセランド SCD-100』紹介ページはこちら
天然高級アルコール系非イオン界面活性剤『エマルミン FL, HL』シリーズ紹介ページはこちら
機械・金属洗浄用低起泡性非イオン界面活性剤『セドラン FF』シリーズ紹介ページはこちら

抗菌剤
カチオン界面活性剤型抗菌剤『カチオン DMS-75E』紹介ページはこちら
両性界面活性剤型抗菌剤『レボン T-2』紹介ページはこちら

柔軟剤基剤
優れた柔軟性と吸水性を両立した柔軟性基剤『カチオン SF-75PA』紹介ページはこちら

シャンプー、ボディーソープ、洗顔 用途
アミノ酸型高機能両性界面活性剤『ピウセリア®AMC』紹介ページはこちら
香粧品用アニオン界面活性剤『ビューライト®SHAA』紹介ページはこちら
生分解性に優れたエーテルカルボン酸型低刺激洗浄剤基剤『ビューライト® LCA-25N』紹介ページはこちら

その他
ポリエチレングリコール『PEG』紹介ページはこちら
界面活性剤系シートベルト用平滑処理剤『サンオイル SBF-201』紹介ページはこちら

三洋化成コーポレートサイトへのリンク
合成アルコール系ノニオン界面活性剤(低起泡性)

セドラン FF-180、 セドラン FF-200、 セドラン FF-210、 セドラン FF-220
セドラン SF-506、 サンノニック TN-1265

合成アルコール系ノニオン界面活性剤(1級アルコール)

ナロアクティー CL-20、 ナロアクティー CL-40、 ナロアクティー CL-50、 ナロアクティー CL-70
ナロアクティー CL-85、 ナロアクティー CL-95、 ナロアクティー CL-100、 ナロアクティー CL-120
ナロアクティー CL-140、 ナロアクティー CL-160、 ナロアクティー CL-200

サンノニック FN‐80、 サンノニック FN-100、 サンノニック FN-140

合成アルコール系ノニオン界面活性剤(2級アルコール)

サンノニック SS-30、 サンノニック SS-50、 サンノニック SS-70、 サンノニック SS-90
サンノニック SS-120

天然アルコール系ノニオン界面活性剤(C12~C14)

エマルミン CS-100W
エマルミン FL-80、 エマルミン FL-100、 エマルミン HL-100
エマルミン LS-80、 エマルミン LS-90
エマルミン NL-70、 エマルミン NL-80、 エマルミン NL-90
エマルミン NL-100、 エマルミン NL-110、 

天然アルコール系ノニオン界面活性剤(C16~C18)

エマルミン 40、 エマルミン 50、 エマルミン 70、 エマルミン 140 エマルミン 180エマルミン 240
エマルミン CC-150、 エマルミン CC-200
エマルミン CCE-130

天然アルキルアミン系ノニオン界面活性剤

ピュアミール EP-300S、 ピュアミール CCS-80、 ピュアミール CF-60
ピュアミール EP-360、 ピュアミール PPE-103

脂肪酸エステル系ノニオン界面活性剤(PEGエステル系)

イオネット MO-200、 イオネット MO-400、 イオネット MO-600
イオネット DO-400、 イオネット DO-600、 イオネット DO-1000

脂肪酸エステル系ノニオン界面活性剤(ソルビタン系)

イオネット S-20、 イオネット S-60V、 イオネット S-80、 イオネット S-80S、 イオネット S-85
イオネット T-20C、 イオネット T-60V、 イオネット T-80V

プルロニック型ノニオン界面活性剤

ニューポール PE-108,  ニューポール PE-108P,  ニューポール PE-128,  ニューポール PE-34
ニューポール PE-61,  ニューポール PE-62,  ニューポール PE-64,  ニューポール PE-68
ニューポール PE-71,  ニューポール PE-74,  ニューポール PE-75,  ニューポール PE-78

製品検索TOP

技術・用途トピックス

  • 界面活性剤

界面活性剤入門その1(洗浄編)

  • 界面活性剤

界面活性剤入門その3(浸透、湿潤、繊維用薬剤)


注意事項
ここに記載された情報は、弊社の最善の知見に基づくものですが、いかなる明示または黙示の保証をするものではありません。
①すべての化学品には未知の有害性がありうるため、取り扱いには細心の注意が必要です。本品の適性に関する決定は使用者の責任において行ってください。
②この情報は、細心の注意を払って行った試験に基づくものですが、実際の現場結果を保証するものではありません。個々の使用に対する適切な使用条件や商品の適用は、使用者の責任においてご判断ください。
③この情報は、いかなる特許の推薦やその使用を保証するものではありません。