香粧品処方集：スキンケア・サンケア
スキンケア・サンケア用途推奨の当社商品
処方に添加することで、機能や安定性が付与できる商品群および、その商品群と当社商品を使用した処方例をご紹介します。
| 分類 | 商品名 | 成分 (化粧品成分表示名称) |
処方配合時の特長と得られる使用性 |
|---|---|---|---|
| 非イオン 界面活性剤 |
ニューポール DDE-10 | PEG-1ラウリルグリコール | 可溶化剤と併用することでパラベン代替として使用できる。 |
| エマルミン 862 | ジステアリン酸PEG-190 | カルボマーフリーでも安定な乳化物が作成できる。 しっとりした使用性が付与される。 |
|
| 感触改良剤 | サランジュール ST-100SP | アクリル酸Na グラフトデンプン |
スキンケア さらりとした官能を付与できるデンプン系水溶性増粘剤。 油分や多糖の増粘剤によるべたつきを改良できる。 ハンドクリームやボディクリームなどに最適。 サンケア カルボマーと併用することでさらさら感を付与できる。 O/Wファンデーションに最適。 |
当社商品を使用したスキンケア・サンケア処方例
処方1 しっとりハンドクリーム
『エマルミン 862』による増粘でカルボマーフリーを実現したハンドクリームです。
| 成分(化粧品成分表示名称) | 商品名 | 配合% | |
|---|---|---|---|
| A | ステアリン酸 | 1.40 | |
| パルミチン酸エチルヘキシル | 5.00 | ||
| シア脂 | 3.00 | ||
| トリエチルヘキサノイン | 12.00 | ||
| 水添ナタネ油アルコール | 2.00 | ||
| グリセリン | 2.00 | ||
| トコフェロール | 0.05 | ||
| ジステアリン酸PEG-190 | エマルミン862 | 0.30 | |
| B | キサンタンガム | 0.05 | |
| BG | 1.00 | ||
| C | 水 | 65.00 | |
| アルギニン | 0.80 | ||
| イソペンチルジオール | 7.00 | ||
| フェノキシエタノール | ニューポール EFP | 0.40 |
配合方法
①A:80～85℃に加温する。
②BをCに添加し、膨潤させる。
③B＋Cの混合物を80～85℃に加温する。
④AをかくはんしながらB＋Cの混合物を徐添し、転相乳化を行う。
⑤均一にかくはん後、冷却、脱泡する。
処方2 パラベンフリー モイストクリーム
三洋化成オリジナル原料である『ニューポール DDE-10』により、防腐剤フリーを可能にしたモイストクリームです。
| 成分(化粧品成分表示名称) | 商品名 | 配合% | |
|---|---|---|---|
| A | PEG-1ラウリルグリコール | ニューポール DDE-10 | 0.50 |
| ステアリン酸PEG-23 | 0.25 | ||
| B | 水 | 63.85 | |
| イソペンチルジオール | 1.00 | ||
| キサンタンガム | 0.15 | ||
| C | トリエチルヘキサノイン | 11.00 | |
| スクワラン | 5.00 | ||
| ジメチコン | 1.00 | ||
| ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ ステアリン酸/ロジン酸) ジペンタエリスリチル | 4.00 | ||
| ミリスチルアルコール | 4.00 | ||
| 水添パーム油 | 1.00 | ||
| トコフェロール | 0.05 | ||
| イソステアリン酸ポリグリセリル-10 | 1.50 | ||
| ステアリン酸グリセリル | 1.20 | ||
| ベヘニルアルコール | 1.50 | ||
| グリセリン | 4.00 |
配合方法
①A:75～80℃に加温する。
②B:75～80℃に加温し、Aを添加する。
③C:75～80℃に加温する。
④A＋Bの混合物をディスパーでかくはんしながら、Cを徐添する。
⑤均一にかくはん後、冷却、脱泡する。
処方3 さらさらフェイスローション
『サランジュール』の配合により、使用中は瑞々しくも、仕上がりはべたつかずサラサラな肌感をもたらす化粧水です。
| 成分(化粧品成分表示名称) | 商品名 | 配合% | |
|---|---|---|---|
| A | 水 | 84.47 | |
| イソペンチルジオール | 4.80 | ||
| グリセリン | 3.19 | ||
| PEG-60水添ヒマシ油 | 0.33 | ||
| B | エタノール | 5.00 | |
| キサンタンガム | 0.05 | ||
| ヒアルロン酸Na | 0.01 | ||
| 植物抽出液 | 2.00 | ||
| C | アクリル酸Naグラフトデンプン | サランジュール ST-100SP | 0.15 |
配合方法
①C:一部のイソペンチルジオールでなじませておく。
②A:40℃付近にて加温溶解する。
③B:混合して分散する。
④AにBを添加し均一に分散する。
⑤A＋Bをかくはんしながら、Cを添加する。
⑥均一にかくはん後、脱泡する。
処方4 さらさらジェルUV
『サランジュール』が配合系の増粘・安定化に寄与し、べたつかずサラサラな肌感が得られます。
| 成分(化粧品成分表示名称) | 商品名 | 配合% | |
|---|---|---|---|
| A | 水 | 29.91 | |
| 水酸化K | 0.40 | ||
グリセリン | 8.00 | ||
| グリチルリチン酸2K | 0.10 | ||
| クエン酸 | 0.01 | ||
| EDTA-2Na | 0.08 | ||
フェノキシエタノール | ニューポール EFP | 0.45 | |
| イソペンチルジオール | 1.00 | ||
| ペンチレングリコール | 2.00 | ||
| B | イソステアリン酸 | 1.50 | |
| ステアリン酸 | 0.50 | ||
| メトキシケイヒ酸エチルヘキシル | 10.00 | ||
| ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル 安息香酸ヘキシル | 5.00 | ||
| パルミチン酸エチルヘキシル | 4.00 | ||
| トコフェロール | 0.05 | ||
| C | キサンタンガム(1%水溶液) | 17.00 | |
| D | カルボマー(2%水溶液) | 10.00 | |
| E | アクリル酸Naグラフトデンプン (0.5％水溶液) | サランジュール ST-100SP | 10.00 |
配合方法
①A、B：それぞれ80～85℃に加温する。
②AをかくはんしながらBを徐添し、均一に混合する。
③A＋Bの混合物をかくはんしながらCを添加し、均一に混合する。
④A+B+Cの混合物をかくはんしながらDを添加し、均一に混合する。
⑤A+B+C+Dの混合物をかくはんしながらEを添加し、均一にかくはん後、冷却、脱泡する。
関連情報
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| 優れた抗菌性と抗カビ性ならびに増粘性を有するアルカンジオール誘導体『ニューポール DDE』 ニューポール DDE-10 天然の高級アルコールを用いた高級アルコール系非イオン界面活性剤（ポリオキシエチレンアルキルエーテル）『エマルミン』 エマルミン 40、 エマルミン 50、 エマルミン 70、 エマルミン 140、 エマルミン 180 エマルミン 200、 エマルミン 240、 エマルミン 862 デンプン由来の水溶性増粘剤・ゲル化剤『サランジュール』 サランジュール 300、 サランジュール 1000、 サランジュール ST-100MC、 サランジュール ST-100SP 製品検索TOP |
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