1
・世界初!シャンプー時の界面活性剤の肌への残存量低減により、かゆみ、フケを防止します。
*Mintel社データベース内 当社調べ
2
独自製法技術によりアミノ酸系界面活性剤とのミセルを作り易く、アミノ酸系シャンプーにおいて課題である増粘・泡質・洗浄力を改善します。
3
ピウセリア® AMCは、フケ原因菌(マラセチア菌)に対する静菌効果を有しています。
化粧品表示名称 | ラウラミノプロピオン酸Na |
---|---|
医薬部外品表示名称 | βーラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム |
蒸発残分 | 約29wt% |
外観 | 淡黄色液状 |
シャンプーの主成分である界面活性剤は、臨界ミセル濃度(CMC)以上ではミセルを形成し、乳化、可溶化といった界面活性能を発現するため、肌に残りにくくなります。一方、CMC未満ではモノマーで存在してしまうため、肌に残りやすくなります。シャンプーの界面活性剤濃度は洗浄、すすぎと進むに従ってシャンプー原液から次第に希釈されていくため、CMCが高い界面活性剤の場合には、シャンプーのすすぎ時にミセルが形成されず、肌に残りやすくなります。
そこで、CMCを低くするための戦略として、界面活性剤の立体障害を小さくするというアプローチを考えました。一般的に、ココイルグルタミン酸2Naに代表されるアミノ酸系アニオン界面活性剤は、親水基がかさ高い分子構造をとっており、汎用の両性界面活性剤であるコカミドプロピルベタインもまた、親水基がかさ高い分子構造をとっており、組み合わせたときのミセルの立体障害が大きくなります。これに対し、ピウセリア® AMCの分子構造は、スリムであることから、アミノ酸系アニオン界面活性剤と組み合わせたときに立体障害が小さくなり、ミセルを形成しやすくなります。
このようにピウセリアAMCは、親水基がかさ高いアミノ酸系のアニオン界面活性剤とミセル形成時の立体障害が小さいために、CMCを低くすることができます。その結果、シャンプーのすすぎ時にもモノマーが少なくなり、かゆみの原因となる界面活性剤の肌残りが少なくなります。
ピウセリア® AMCは、シャンプー以外にも、ボディソープや洗顔料にもお使い頂けます。
◆ピウセリア®AMCとの組み合わせにより界面活性剤の肌への残存量を低減させることができます。
評価方法:肌に残存する界面活性剤の量をテープストリッピングによる評価で確認
評価結果:代表的なアミノ酸系界面活性剤であるココイルグルタミン酸2Naとの組み合わせ時には、汎用の両性界面活性剤であるコカミドプロピルべタインよりも、ピウセリア®AMCとの組み合わせ時の方が、肌に残存する量が少なくなることが確認されました。
◆ピウセリア®AMCとの組み合わせで、洗浄力が向上します。
評価方法:肌に残存する皮脂汚れをトリオレイン残存量にて確認。
評価結果:アミノ酸系界面活性剤は硫酸系界面活性剤と比較した場合、肌に優しい反面、洗浄力が弱いとされます。代表的なアミノ酸系界面活性剤であるココイルグルタミン酸2Naとの組み合わせ時には、汎用の両性界面活性剤であるコカミドプロピルべタインよりも、ピウセリア®AMCとの組み合わせ時の方が、トリオレインの洗い流し力に優れ、洗浄力が高いことが分かりました。
◆ピウセリア®AMCの静菌効果
評価方法:頭皮の悩みの一つであるフケに対する効果を検証。フケ原因菌として知られるマラセチア菌に対する静菌性を評価。
評価結果:代表的なアミノ酸系界面活性剤であるココイルグルタミン酸2Naとの併用において、ピウセリア®AMCとの組み合わせ時には11日目まで菌の増殖が抑制されたのに対し、汎用の両性界面活性剤であるコカミドプロピルべタインとの組み合わせ時には、増殖抑制効果は認められませんでした。
ピウセリア®AMCが静菌性を有するのは、骨格のプロピオン酸に静菌作用があるためと考えられます。
相 | 表示名称 | 配合量(wt%) |
---|---|---|
A | 水 | 41.00 |
ポリオクタニウム-22(40%aq) | 1.25 | |
ポリオクタニウム-7(9%aq) | 1.00 | |
B | EDTA-2Na | 0.05 |
BG | 2.00 | |
ココイルグルタミン酸Na(29%aq) | 20.70 | |
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(37%aq) | 10.80 | |
コカミドプロピルベタイン(30%aq) | 10.00 | |
ラウラミノプロピオン酸Na(29%aq) | 6.90 | |
コカミドメチルMEA | 3.00 | |
トリイソステアリン酸PEG₋160ソルビタン | 2.00 | |
C | ヤシ油脂肪酸PEG₋7グリセリル | 1.00 |
セバシン酸ジイソプロピル | 0.10 | |
D | ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、 ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、水(6%aq) | 0.20 |
クエン酸 | q.s. | |
水酸化Na | q.s. | |
合計 | 100 |
<モコモコ泡シャンプー 工程例>
①A:室温で均一に溶解後、80℃に加温する。
②B及びCを80℃に加温する。
③Aを撹拌しながらBを徐添する。
④A+Bの混合液にCを添加し、均一に撹拌する。
⑤冷却する。
⑥pHを6.0±0.1に調節する。
⑦均一に撹拌後、脱泡する。
※各用途における適性および安全性は、使用者の責任においてご判断ください。
シャンプー モニター試験のアンケート結果抜粋
本品を取り扱うにあたっては、本品および副資材(化学品)の「安全データシート」(SDS)を事前に必ずお読みください。なお、SDSはこちらからも入手できます。 https://www.sanyo-chemical.co.jp/products/sds/
化粧品原料(シャンプー、ボディーソープ、洗顔 等) |
---|
界面活性剤関連製品 |
---|
洗浄剤 抗菌剤 |
三洋化成コーポレートサイト製品情報へのリンク |
---|
注意事項
ここに記載された情報は、弊社の最善の知見に基づくものですが、いかなる明示または黙示の保証をするものではありません。
①すべての化学品には未知の有害性がありうるため、取り扱いには細心の注意が必要です。本品の適性に関する決定は使用者の責任において行ってください。
②この情報は、細心の注意を払って行った試験に基づくものですが、実際の現場結果を保証するものではありません。個々の使用に対する適切な使用条件や商品の適用は、使用者の責任においてご判断ください。
③この情報は、いかなる特許の推薦やその使用を保証するものではありません。